投稿者:VYさん
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Q
4回目の結果報告
2007.05.18
2/28に施術していただいたVYです。
3回目の結果がでるのは5月になってからと先生に伺ってましたので書き込みしました。生え際中心に3200本の効果は凄まじく、人工的なヘアラインからとてもナチュラルな感じになりました。100点満点中80点です。マイナス20点の減点は今川先生の技量というわけでなく、FUTの小さな株ではMFUのコンペイトウのようにボコボコに盛り上がった瘢痕を完全にカバーしきれないと感じたからです。初回からFUTで施術することがいかに大切か思い知らされました。3cm間隔あった2本のドナー部の傷はほとんど1本に見え、傷幅は5mmから10mm近くありますがとても奇麗になりました。コメカミのラインはとても自然に濃くなっていて満足しています。4回目は頭頂部を中心に2010本でしたが、他院と比べても多く採れていると思います。やっと3mm位にチクチク伸びています。私は他院で4500本2回受けましたが、私のドナーは先生の所見で100本/1センチ平米なので3000本2回分にしか相当しておらず147万支払った手術なのに105万分のオペ分しか植えていない計算になり、とても損した気分です。正確な本数をカウントすることが患者さんにとって親切であると思います。
5回目で傷を完全に1本にできると思いますので近々カウンセリングを兼ね伺おうと思います。ありがとうございました。 -
A
Re:4回目の結果報告
2007-05-18
スタッフ一同にこのようなお褒めを頂きありがとうございます。
以前の他院での手術についての問題点は
①株が大きい
②どうも実際に説明をうけた本数より少ないようにみえる
の2つだったと思います。
1、株のサイズについて
FU株だけを使うFUTは株数が多くなりまた株の管理がデリケートなので、医師達の熟練度のまちまちなチェーンクリニックでは“ヘアラインには小さな株を、その後は大きなMFU株を”というふうに同じ本数でも株数を減らし結果的に手術の作業量を減らしています。
小さな株とMFU株の比率はチェーンごとに独自でレストランの秘密のレシピさながらです。
そのため〇〇〇式植毛や△△△△式植毛とか第三者には分からない表現になってしまいます。
私は日本人の太い黒髪ではMFU株がどうしても不自然になりやすく、そのためFUTで行うべきだという信念を持っています。
4000本を2000株でうえつけるのと1500株でうえつけるのでは絶対に同じ結果になりません。
FUTの提唱者で、カリスマ植毛医でもあるDr.W.Rassmanは友人として2年前に以下の内容のメールを送ってくれました。
私の日本語訳を披露します。
『多くの医師がMFU株を使う理由は彼らがFUTを学ばなかったり実践する努力を出来なかったか、しようとしなかった為です。
明らかに違うのに同じだと思わせるホームページ上の意見も目にします。
国際毛髪外科学会での患者の公開においてMFU株はFU株に比べ明らかに劣っています。
MFU株を使う医師達が劣っていないと信じたいのはまさに「裸の王様」という物語のようです・・・(周りの人は服がなく笑っているのに、本人だけ立派な服だと信じている)
シェークスピアいわく「たとえ他の名前を付けられても本物のバラは甘くにおうであろう」しかしMFU株を使っている医師達はこの有名な文章を次の様に意識的に変えています。
つまり「造花のバラも同じように香るそして遠くから見ている限り本物のバラと区別がつかない」と・・・』
②植えつけ本数について
あなたはドナーの面積30c㎡×150本という全く機械的な数字を説明されたようですが本当に4500本を2回植えつけたとしたらツムジにかけてもっとフサフサになっているはずです。
医師が本数について患者に説明をする場合当たり前ですが実際にカウントした本数を言うべきです。
それは株分け後の株のサイズ(1本、2本、3本...)と株数がはっきりしない限り不可能です。
・平均的なドナーの密度は後頭部で160本/c㎡、側頭部は112~120本/c㎡です。
したがって長いドナーの帯では平均で140本/c㎡ぐらいになり、説明を受けた150本/c㎡はとても濃い方の数字です。
・ドナーの密度は個人差がありあなたはもともと平均以下の密度、つまり140本/c㎡以下だったのは確実です。
・ドナーの採取ではどんなに注意しても毛根切断がおこります。
オープンテクニックでも2~3%のロスがありシングルブレードでふつうは5%以上、ダブルブレードナイフで8~20%のロスもありえます。
それらのロスは差し引かれなければなりません。
院長 今川
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