投稿者:匿名希望さん
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Q
最近知ったのですが
2004.09.10
米ロックフェラー大学ハワード・ヒューズ医学研究所のチームが
毛穴の組織中に幹細胞が存在する事を確認し、米科学誌セルに発
表されました。見つかった幹細胞は二種類あり、これらを科学物
質で活性化させれば、毛髪の再生が可能になるそうです。先生は
この情報を植毛医としてどう思われますか? -
A
Re:最近知ったのですが
2004-09-10
Re: 最近知ったのですが 横美会 -
ご投稿ありがとうございます。
ヘアの幹細胞培養によるクローン技術は多分10年以内に実用化されると数年前から言われておりますし、実際複数の研究チームが世界中で競い合っていることは承知しております。
さるなど動物実験ではある程度成功しております。動物とヒトへの差をどうとわれるのか?つまり動物で成功したらすぐヒトにもそれは可能なのか?が私にはよくわかりません。
それほど簡単でないという意見もあります。
先日の学会の発表でも賛否ありました。
どうもこの分野のことが良くわからずコメントする資格がないようです。
申し訳ありません。
院長 今川
Re: 最近知ったのですが りゅう -
私もこの技術には興味がありました。ニュース等を見るかぎりでは早ければ3年遅ければその倍ほどの期間で実用化されるように感じています、しかし以前他の植毛クリニックの先生に尋ねた所早期の実用化にはとても否定的な態度でした。理由は安全性などを筆頭にそもそもこのような技術は毎年発表されるが実用化された試しがないような感じです。今川先生も同じような考えなのでしょうか?
Re: 最近知ったのですが 横美会 -
この技術に携わっているグループは資金の調達などの必要性からあまり長く開発がかかるとは言いにくい事情もあると思います。
逆に現在の植毛をビジネスにしているグループは否定的な意見に傾きがちです。
植毛の進歩は急速で私自身10年以上前のパンチ植毛やフラップも行っていた経験からすると当時は考えられなかった方法が現在行われているわけで今後5~10年後のことも予測できないというのが正直な本音です。
植毛クリニックの医師は長くて5年未満の経験が大半です。彼らは歴史の流れを身をもって体験しておりません。変わらないでいてほしいという自身の願望もあると思います。
研究を自身で行わないで否定できるわけもありませんが、多分その成功をまっているであろう多くの人々に植毛を行いたいのでしょう。
私が言えるのは現時点の最良の技術のレベルアップを図るしかないということだけです。
院長 今川
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