投稿者:pipさん
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Q
医師の人数について
2004.07.26
以前、先生に手術を受けさせていただいたpipと申します。2度目の手術を考えているところですが、ちょっとおたずねしたくて書き込みました。
もちろん禿の悩みが解消するために、技術や手術方法が一番重要ですが、この不況下の中、費用も我々にとって厳しいところです。
先生の所では、植毛専門医の中で、ベテランで高い技術をお持ちなのに、他院に比べ、安価な手術費用となっており、それゆえ、他院からのねたみを受けるものと思っております。
では、なぜ他院では治療費を安くできないのか考えていたのですが、先生の病院では、先生しかいませんよね。他院では、かなりの人数の医師が在籍しています。そのことが関係しているのでしょうか。
また、先生はお弟子さんを取らないのでしょうか。我々にとっては、先生のような姿勢の植毛医が増えて、価格破壊が進み、申し訳ないのですが、もう何割か安くなれば、アメリカのように手術を受ける人が飛躍的に増えると思うのですが。
女性の美容外科などは、日本でもすでに価格競争に入り始め、ここ数年で二重や脂肪吸引など、驚くほど治療費が下がっていると思います。
その辺のことはいかがお考えでしょうか。また、先生のように単独でおやりになっている方が、採算ベースでも有利なのでしょうか。 -
A
Re:医師の人数について
2004-07-26
ご投稿ありがとうございます。
日本の植毛の治療費の水準は正直高すぎますし、欧米なみに下がるべきだと思います。その理由も当HPの「当院ができる5つのお約束(リーズナブルな費用をお約束します)」の項目に主張しております。一度チェックを入れて下さい。どんな価格にも
1)必要な経費
つまり人件費、場所代、材料費、広告費がかかります。その他に全くノウハウがなければ開業時からロイヤリティーつまりノウハウの売買の費用も他にかかります。
2)利潤
多くの医師、企業は金銭感覚がやや一般の方とずれているように思います。
1)は日本の場合すべてが割高(と言ってもデフレの現在1~2割程度でしょうか)ですが新規に参入するクリニックではほとんどロイヤリティーがかかっています。またそのため複数のクリニックを展開して経費を相対的に下げる必要が生じます。ビジネスの面から言えばチェーン展開のスケールメリットが生じますが、問題はロイヤリティーを払うべき技術が世界の植毛のスタンダードからすると、「これでよい」という最高のレベルではない点にあります。
チェーンの院長は「誰がどこで行っても同じ」イメージを強調しているようですが、間違っていると思います。同じ材料と技法を学んでも同じ絵が描けないように、同じ結果にはなりません。1年なら1年、10年なら10年の経験の差はありますし、一生それは続きます。つまり医療はどのレベルを目指すかによって経営が変わってくるということです。フランスの三ツ星レストランがチェーン展開できないのはその証拠です。
植毛はどんどん進歩しておりますし、一生勉強しても多分「極める」ことはできないと思います。これはどんな技術でも同じことです。私もまだ学ぶことがたくさんあって他の医師に教えるということより一緒に学んでいきたいと思います。つまりチェーンというより同じレベルの医師との連携による診療をすべきだと思います。現実にはこれは時間がかかりますが・・・。
院長 今川
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