投稿者:育毛効果?さん
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Q
無題
2003.11.26
新聞の「育毛・植毛最前線」という記事にケトコナゾールのシャンプーが5~7割りの人に効果があると発表されたと書かれていました。本当でしょうか?
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A
Re:無題
2003-11-26
ご投稿ありがとうございます。
ケトコナゾールはもともと水虫などカビの薬でフケ取りのシャンプーとして日本以外世界中で市販されています。
アメリカでは1%のシャンプーは医師の処方が不要で、2%のものは医師の処方が必要なようです。
FDAで現在育毛の有効性が認められているのは5%ミノキシジル溶液とプロペチアの2種類だけですが、多くの植毛医はケトコナゾールの有効性を認めております。
そのメカニズムは男性ホルモン(DHT)のレベルを下げると言われており、ミノキシジル2%と同等の効果があるとされております。
私も昨年6月より使用し、フケを取ること、脂分を取ることについてよい結果を得ております。
シャンプーは毎日しなければいけませんし、どうせそうならヘアによいものを、という意味で使い続ければよいとおもいます。
P.S.
育毛でビジネスをしようとするクリニックは薬の効果を大げさにうたって高額な費用を設定をする傾向があります。注意が必要です。
シャンプーを含めいろいろと育毛についてコメントがありましたが、新聞も一般の方への影響が大きいメディアですから裏づけをきちんととって報道して欲しいものです。
院長 今川 -
Q
Re:Re:無題
2003.11.26
Re: 無題 ふけお -
年々フケがひどく髪も薄くなってきています・・・。
日本以外では市販されているとのことですが、日本ではそのシャンプーはどうしたら手に入りますか? -
A
Re:Re:Re:無題
2003.11.26
ご投稿ありがとうございます。
当院では2%ケトコナゾールシャンプー1本(100cc)を2,500円(税込2,625円)でお使い頂いております。
院長 今川
シャンプーについて… かさぶた -
質問させていただきます。
先生のお使いのシャンプーは「ニゾーラルシャンプー」ですか?
このシャンプーの使用頻度をお教え下さい(毎日でも大丈夫ですか?)
「ミノキシジル2%と同等の効果」とのことですが、
「ロゲイン」等と同じように、使用を中止すれば薬効で
生えていた髪は、やはり全て抜けてしまうのでしょうか?
ご回答よろしくお願いいたします。
Re: 無題 横美会 -
おっしゃるように商品名は「ニゾラール」といいます。2%の場合一週間に2~3回がいいと思います。私は隔日に使用しております。ニゾラールで発毛したヘアであれば中止するとやはり抜けることは予想されます。これはミノキシジルやプロペチアと同様です。
院長 今川
Re: ケトコナゾールシャンプー かさぶた -
お忙しいところ恐れ入りますが、もう一つ質問させて下さい。
シャンプーするだけという手軽さに非常に魅力を感じるのですが、
ロゲイン・プロペチア等でよく耳にする精力減退・乳頭肥大等の
副作用は、やはり同様に出現する可能性はございますか?
Re: 無題 横美会 -
ケトコナゾールはもともと真菌の、つまりカビの薬です。皮膚の敏感な方がアレルギー反応によってカブレをおこすことはありますが、その他の副作用は考えられません。
(ロゲインはもともと血圧の薬ですから、動悸などの循環器系の症状、それからやはりカブレの可能性があります。プロペチアの副作用はおっしゃるようなことがありますが、2%程度と多くありません。)
院長 今川
Re: 無題 ズガシカオ
ケトコナゾールは日本で発売されている持田製薬のコラージュフルフルで配合されている硝酸ミコナゾールと同じ成分です。
硝酸ミコナゾールが0、75%含有しています。
硝酸ミコナゾールはケトコナゾール同様、水虫でお馴染みの薬剤です。皮脂を落とすという事が目的であれば、ヘルシンキフォーミュラーが元祖です。皮脂を落とす乳化剤の効果はノゾラールの
比ではないというアメリカ研究者チームでの報告があります。
先日アメリカ公正取引委員会とヘルシンキの販売元であるパトロン ワンとの間で訴訟があり発毛効果を広告してはいけないという命令が下りました。ケトコナゾールもFDAでは発毛効果としては認可されておらず、発毛効果というよりも皮脂を取り除いて頭皮環境を整えるというのが本音です。
プロペシアは来年日本でも万有製薬から医者の処方方式で一ヶ月分で約一万円程度で手にいれる事が出来ます。
プロペシアで生えてくる事があれば、それはあなたの体質が悪い状態から生える状態になったという事で、毛根が絶滅していたのではないという事が立証されます。もしも生えてこないのだとすればそれこそが植毛の出番となる訳です。
ミノキシジルは血流が悪くなってしまった所を薬剤の力で血量を増やすものでフィナステライドは男性ホルモンがDHTと結び5αリダクターゼを生成するのを抑制するもの。どちらも本来薬剤なしでも生えてきていた人達が体質が変わりはえない頭皮になるという事です。植毛する前にミノキシジル、プロペシアであなたの頭皮が生やせる状況下にあるかどうかをチェックしてみてから植毛してみてはいかがでしょうか?
今川先生はどのように御考えでしょうか?
Re: 無題 横美会 -
●持田製薬のコラージュフルフルの硝酸ミコナゾールとケトコナゾールは少し構造が違うと理解しております。またケトコナゾールシャンプー2%は濃度が高くなっております。ケトコナゾールもカビの薬ですが、フケとりの他に育毛効果があるのか否かに関して確かにFDAは承認しておりません。ただ欧米の多くの植毛医が育毛効果もあるらしいと考えているようで、実際に文献にも記載されております。
私の意見をまとめると、
・シャンプーは毎日行うので、それならなるべくヘアによいと思われるものを使ったほうがよい。
・もともと合わなくてカブレること以外に副作用がない。
・フケのある人、脂分が多い人には、特効薬的効果が望める。
などの点から「高価」でなければ使って損はないというところです。
欧米でこのシャンプーは容易に薬局で手に入り、多くの欧米の医師が利害をもたずに「よい」といっているものは素直に認めたいと思っております。
●植毛は確実性はあるが、薄毛をストップすることは出来ません。薬はかける金額と時間が割に合わないこともある。つまり100%効くかどうか分からないこと、また効いたとしても使用を中止するともとに戻ることなどの問題点があります。
各々の長所、欠点をよく比較して手術か薬物療法かを選択したり、組み合わせていくというのが薄毛治療の未来の姿だと多くの医師が考えています。
院長 今川
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事務 三國
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