第107回日本美容外科学会学術集会
演題:「当院における眉毛植毛」

〈抄録〉
皮弁法をはじめ種々の方法によって眉毛再建は行われてきたが、自然さという点で単一毛植毛術が断然優れている。
我が国では現在まで単一植毛針を用いた施術が多く行われてきたが当院では22〜24ゲージの注射針を用いてスリットを作成し単一毛をマイクロ摂氏を用いて挿入する施術を行っている。
術式のポイントは
* 顕微鏡下の株分けと拡大鏡を用いる植えつけを行う。
* 移植毛はすべて1cmていどの長さの細い単一毛に株分けする。
* 22〜24ゲージ注射針の先端をおりまげたものでスリットの作成を行う。
* スリット作成と植えつけを同時に行う、いわゆるstick-and-place法を用いてデンスパッキングを行う。
などである。実際の手技をDVDで供覧し若干の考察を行う。